アカウント
WindowsのローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違い
ローカルアカウント (Local Account):
そのPC一台に紐づく鍵。Windowsが誕生した当初からある、特定のコンピューター内でのみ有効なユーザーアカウントです。
・データ保存先: 主にそのPCのローカル(ハードドライブ)に保存されます。
・インターネット接続: 不要です。サインインや機能利用にインターネット接続は必須ではありません
・同期機能: なし。他のPCやデバイスとの設定(デスクトップの壁紙、パスワードなど)の同期はできません。
・サービス連携: 限定的。Microsoft Storeアプリの利用やOneDriveなどのクラウドサービスを利用するには、別途サインインが必要です。
・パスワード管理: PCの管理者(またはユーザー)が直接管理します。Microsoftにパスワード情報は送信されません。
用途の例:
・インターネットから完全に切り離された閉じたネットワーク環境での利用。
・家族や共有PCで、個人アカウント情報や設定をクラウドに保存したくない場合。
・Microsoftアカウントの作成や管理を避けたい場合。
Microsoftアカウント (Microsoft Account):
クラウド(インターネット)に紐づく鍵。設定の同期や各種サービス連携に必須。これは、Microsoftが提供するオンラインサービス全般で共通して利用できるアカウントです(旧: Windows Live ID)。メールアドレス(Outlook.com、Hotmailなど)とパスワードで構成されます。
データ保存先: クラウド(OneDriveなど)と連携し、設定やファイルが保存されます。
インターネット接続: 多くの機能や初期設定には必須です。
同期機能: あり。同じMicrosoftアカウントでサインインすれば、複数のPCやデバイス間で設定(壁紙、テーマ、パスワードなど)を自動的に同期できます。
サービス連携:必須。
・Microsoft 365のライセンス認証と利用
・Microsoft Storeからのアプリの購入・ダウンロード。
・OneDriveでのファイル同期。
・XboxやSkypeなどのMicrosoftサービスとの連携。
パスワード管理: Microsoftのサーバーで管理されます。
用途の例:
・Microsoft 365(Word, Excelなど)をアクティベートして利用する場合。
・複数デバイス(自宅のデスクトップと会社のノートPCなど)で設定や履歴を統一したい場合。
・OneDriveやOneNoteなど、クラウドストレージやメモ機能をフル活用したい場合。
・パスワードのリセットやセキュリティ機能(二要素認証など)を利用したい場合。
WindowsログインのPINコードとMicrosoftアカウント
PINコードの役割
・PINコードは、Windowsへのサインインをより素早く、安全に行うための機能です。
・PINコードは特定のデバイス(このPC)でのみ有効な、短い数字のコードです。
・PINコードを設定する際、そのPCにはMicrosoftアカウントまたは職場/学校アカウントが紐づけられています。
Microsoftアカウントを確認する方法
PINコードでログインできているPCであれば、以下の手順で紐づけられているMicrosoftアカウント(メールアドレス)を確認できます。
① スタートボタン (Windowsロゴ) をクリックし、歯車アイコンの「設定」を開きます。
②左側のメニューから 「アカウント」 を選択します。
③画面上部に、現在サインインしているユーザー名とともに、紐づいているMicrosoftアカウントのメールアドレスが表示されます。
以下のコマンドを実行することでも、そのPCのユーザー情報からアカウントの種類を確認できます。
スタートボタンを右クリックし、「ターミナル (管理者)」、「Windows PowerShell (管理者)」、「コマンドプロンプト (管理者)」のいずれかを開きます> whoami /user のコマンドを入力して “Enter”キーを押します。
表示される情報には、セキュリティ識別子 (SID) とユーザー名が含まれますが、Microsoftアカウントでログインしている場合、多くの場合「設定」画面での確認が最も直接的で確実です。
Microsoftアカウントの場合は、メールアドレスの最初の一部が表示されていることもありますし、「アカウント」設定画面で確認するのが一番確実です。
問題解決の為に新しいアカウントを作成するメリット
現在のWindowsアカウントで組織アカウントのMicrosoftアカウントがインストールできない問題は、既存のアカウントの競合やデバイス管理ポリシーの適用状況など、さまざまな原因が考えられます。新しいWindowsアカウントを作成することで、これらの問題を回避し、クリーンな環境でアカウントを設定できます。
| メリット | 詳細 |
| 競合の回避 | 既存の個人アカウントの設定やキャッシュと、新しい組織アカウントのポリシーがぶつかるのを防げます。 |
| 権限の明確化 | 新しいアカウントを「標準ユーザー」として作成すれば、組織のアカウントでサインインした際、個人PCの管理者権限まで組織に渡ってしまうのを防げます。 |
| データの分離 | 個人データ(ドキュメント、お気に入りなど)と組織のデータ(OneDrive、Edgeの同期データなど)が完全にユーザープロファイルごとに分離されます。 |
| クリーンな適用 | 組織が設定したデバイスポリシー(セキュリティ設定など)が、邪魔されずに新しいアカウントに正しく適用されます。 |
1,新しいローカルアカウントの作成
まずは、インターネットに接続されていない状態で、新しいローカルアカウントを作成します。 「設定」 >「アカウント」 > 「家族とその他のユーザー」 > 新しいローカルアカウントの作成>「このユーザーのサインイン情報を持っていません」を選択し>「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」>任意のユーザー名を入力し、パスワードを設定してアカウントを作成します>作成したアカウントをクリックし、「アカウントの種類の変更」で権限を「標準ユーザー」のままにしておきます。
2,新しいアカウントでサインインし組織アカウントを接続
①PCを再起動またはサインアウトし、新しく作成したアカウントでサインインします。
②「設定」 → 「アカウント」 → 「職場または学校にアクセスする」 へ移動します。
③「接続」をクリックし、組織から提供されたMicrosoftアカウント(メールアドレス)とパスワードを入力して接続を完了します。
この手順により、個人アカウントと組織アカウントが完全に分離され、お互いに干渉することなく、それぞれの機能(Edgeの同期、OneDriveなど)を快適にご利用いただけるはずです。
コマンドプロンプト
コマンドプロンプト(cmd)とは
コンピューターと「直接おしゃべりするための窓」です。
GUIとCUI
普段Windowsを使っているときは、マウスでアイコンをクリックします、これを GUI(Graphical User Interface) と呼びます。「絵」で見て操作する方法です。アイコン(メニュー)を見て、「これ」と指差して注文するスタイル。簡単ですが、メニューに載っていない細かい注文はできません。
一方、コマンドプロンプトは CUI(Character User Interface) と呼びます。「文字(キャラクター)」だけで操作する方法です。コンピューターの中枢に直接、コマンドで詳細に命令するスタイル。正確に伝えないといけませんが、自由度とスピードが段違いです。マウスをあちこちに動かしてフォルダを開くより、コマンドを1行打つ方が、処理がコンマ数秒で終わります。
インターネットが繋がらない時、どこで切れているのかを調べるには、コマンドプロンプトが最強の聴診器になります。
「毎日決まった時間にファイルをコピーする」といった単純作業を、コマンドを並べたメモ(バッチファイルと言います)に書いておけば、自動化してくれます。
コマンドプロンプトは「大文字・小文字」を区別しません。DIRでもdirでも同じように動きます。
dirで世界を見て、cdで世界を歩き、mkdirで場所を作り、echoとtypeで記録を残し、delとrmdirで跡形もなく消し去り、ipconfigとpingとtracertで外の世界と対話する。- そして困ったら
/?に聞く。
現在のWindowsには「コマンドプロンプト」の進化版である 「PowerShell(パワーシェル)」 や、それらをまとめて管理する 「Windows Terminal」 というものが搭載されています。
「Linux(リナックス)」や「Mac」のターミナルでは、同じ意味のコマンドは dir ではなく ls (list) を使います。ですが、最近のWindows(PowerShell)では、ls と打っても dir と同じ動きをするように設定されています。こういったコマンドにもOSごとの「方言」がある。
dir
読み方:ディア
コンピュータへ命令:Directory(ディレクトリ=名簿)を見せて
用途:今いるフォルダにどんなファイルがあるか見たい時。
単に「ファイル一覧を見る」だけでなく、GUI(いつものフォルダ画面)では見えない情報を素早く把握するために使います。
デジタルの「棚卸し表」
dir は Directory(ディレクトリ) の略です。Windowsでは「フォルダ」と呼びますが、昔からの名残で「ディレクトリ」と呼びます。意味は同じ「入れ物」です。このコマンドを打つことは、「この箱(ディレクトリ)に入っているものの『詳細な目録』を見せろ」と命令しているのと同じです。
画面に出る情報の見方
dir と打ってエンターキーを押すと、ズラッと文字が出てきます、これは左から順に
更新日時: 最後にそのファイルをいじった時間
種類: <DIR> と書いてあれば「フォルダ」、空白なら「ファイル」
サイズ: ファイルの大きさ(バイト数)
名前: ファイルやフォルダの名前
マウスでフォルダを開くと「アイコン」で表示されますが、dirなら「正確な更新日時」や「バイト単位のサイズ」が一瞬で文字として手に入ります。
オプション(スイッチ)
dir の真価は、後ろに記号(オプションスイッチ)をつけた時に発揮されます。
| コマンド | 覚え方 | 効果 | こんな時に便利 |
dir /w | Wide(幅広く) | 詳細情報を省き、名前だけを横に並べて表示。 | ファイルが多すぎて画面が見にくい時。 |
dir /p | Pause(一時停止) | 1画面分表示したらストップ。「何かキーを押してね」と待ってくれる。 | ファイルが数百個あって、画面が流れてしまう時。 |
dir /s | Subdirectory | 今いる場所だけでなく、その中にある全てのサブフォルダの中身も全部表示。 | 「あのファイル、このフォルダの中のどこかにあったはず…」と探す時。 |
dir /a | Attribute(属性) | 普通は見えない「隠しファイル」も含めて全て表示。 | ウイルスやシステムファイルなど、隠れているものを見つけたい時。 |
ワイルドカード *
*(アスタリスク)は、「なんでもいい文字の代わり」という意味を持ちます。例えば、フォルダの中に数百個のファイルがあり、そこから「テキストファイル(.txt)」だけを探したいとします。
dir *.txt
「名前は何でもいい(*)けれど、最後が .txt で終わるものだけリストアップして」
応用例:
dir a* → 「a」から始まるファイルだけ見せて
dir *report* → 名前のどこかに「report」が含まれるファイルだけ見せて
cd
読み方:シーディー
コンピュータへ命令:Change Directory(場所を変える)
用途:別のフォルダへ移動したい時。
Change Directory(チェンジ・ディレクトリ)、「ディレクトリ(場所)を変更する」コマンドです。GUI(普段の画面)でフォルダをダブルクリックして開く動作、あれがまさに cd です。コマンドプロンプトでは、自分が今作業している場所を 「カレントディレクトリ(現在地)」 と呼びます。cd は、この「現在地」を移動させるための「足」です。
3つの移動パターン
コマンドプロンプトでの移動は、「奥に進む」「戻る」「一気にテレポートする」の3つです。
① 奥に進む(フォルダに入る)目の前にあるフォルダに入ります。
cd [フォルダ名]
例: cd Windows
意味:「Windows」というフォルダの中に入る。
② 戻る(フォルダから出る) 。フォルダから出る(一つ上の階層に戻る)には、特別な記号を使います。
cd ..
意味: 「親(一つ上)のフォルダに戻る」。
.. はコンピューターの世界で「1つ上の階層(親)」を意味する共通言語です。
③ 一番最初に戻る(ルートへ戻る)。深い階層まで潜った後、一気に一番上の階層(Cドライブの入り口)まで戻ります。
cd \
読み方: シーディー・エン(またはバックスラッシュ)
意味: ドライブの根っこ(ルート)へ直帰する。
エラーを回避する「パス」
相対パス(Relative Path):「今いる場所」を基準に移動する方法。
命令:「ここから一歩前に進んで」「ここから一歩下がって」
使い方:cd Windows や cd ..
絶対パス(Absolute Path):「住所」をすべて指定して、どこからでも一瞬でテレポートする方法。
使い方:cd C:\Windows\System32
今どこにいても、一発で System32 フォルダへ飛びます。
木(ツリー)を想像してください。 cd .. は、枝から幹の方へ戻ること。 cd 枝の名前 は、枝の先へ進むこと。 cd \ は、根っこ(地面)に戻ること。
長いフォルダ名を一文字一句間違えずに打つのは、不可能です。そこで使うのが [Tab]キー です。「入力補完(オートコンプリート)」機能
cd w と打つ>キーボードの [Tab]キー を押す>すると…? → cd Windows と勝手に文字が入りますもし w で始まるフォルダが他にもある場合、[Tab]を押すたびに cd WinSxS → cd WinRE のように候補が切り替わります。「最初の数文字打ってTabキー」
ドライブの移動
Windows特有の罠があります。「Cドライブ」から「Dドライブ(USBメモリなど)」へ移動したい時、単に cd d: と打っても移動できません。
間違い: cd d: (場所情報は変わるが、視点はCドライブのまま)
正解1: d: (これだけでドライブが切り替わります)
正解2: cd /d d: (/d オプションをつけると、ドライブ変更と移動を同時に行えます)
mkdir
mkdir(メイク・ディレクトリ) は、コンピューターの中に新しい「場所」を生み出すコマンドです。Make Directory(ディレクトリを作る) の略です。
WindowsのGUI(マウス操作)で言うところの「右クリック」→「新規作成」→「フォルダー」と同じ動作をします。短縮形の md というコマンドを使うことも多いです。どちらを使っても機能は全く同じです。
mkdir = 正式名称
md = 短縮形
mkdir [作りたいフォルダの名前]
例: mkdir TestBox
これを実行した後に dir コマンドを打つと、リストの中に <DIR> TestBox という新しい仲間が増えているはずです。
スペースの罠
重要な注意点があります。例えば、「My Data」という名前のフォルダを作りたいとします。
失敗例: mkdir My Data
これを実行すると、「My」というフォルダと、「Data」というフォルダの2つが作られてしまいます!コンピューターは、スペース(空白)を「区切り文字(次の命令への合図)」だと勘違いするからです。
成功例(クォーテーションで囲む): mkdir “My Data”
「ここからここまでが名前だよ」と教えてあげるために、ダブルクォーテーション " で囲みます。これはコマンドプロンプト全体の鉄則です。
階層ごとの一括作成
例えば、「2025年」フォルダの中に、「12月」フォルダを作り、さらにその中に「写真」フォルダを作りたいとします。
mkdir なら
mkdir 2025年\12月\写真
これだけで、途中のフォルダ(2025年や12月)が存在しなければ、自動的に親フォルダから順番にすべて作成してくれます。
エラーが出た時
mkdir を実行した時に、こんなメッセージが出ることがあります。
A subdirectory or file [フォルダ名] already exists.
(サブディレクトリまたはファイルは既に存在します。)
これは文字通り、「もうその名前のフォルダ(または同名のファイル)があるから作れないよ」という意味です。大切なデータを上書きして消さないための安全装置が働いたと思ってください。
echo
echo(エコー)。このコマンドは、一見すると「オウム返し」をするだけの単純なものに見えますが、「ファイル作成」や「ログ(記録)の保存」において,頻繁に使うツールの一つです。その名の通り「山彦(やまびこ)」で,あなたが言った言葉を、そのまま画面に返してくれます。
echo こんにちは →画面に「こんにちは」と表示されます。このコマンドの真価は、「出力先を変える(リダイレクト)」を使った時に発揮されます。
記号 > を使ったファイル作成
通常、echo の声(出力)は画面に向かって放たれます。しかし、>(リダイレクト記号) を使うことで、その声を「ファイルの中に封じ込める」ことができます。
(上書きモード): > ノートを破り捨てて、新しいページに書く(新規・上書き)。
echo 卵を買う > memo.txt
「memo.txt」というファイルがその場に作られ、中に「卵を買う」という文字が書き込まれます。※もし既にファイルがあった場合、中身は全て消えて、新しい内容に上書きされます。
(追加モード): >> ノートの続きに書く(追記)。
echo 牛乳も買う >> memo.txt
「memo.txt」の最終行の下に、「牛乳も買う」を書き足します。※元の中身は消えません。
変数の中身を見る
echo は、ただの文字だけでなく、コンピューターが隠し持っている情報(環境変数)を表示させることもできます。変数は % で囲みます。
| コマンド | 表示される内容 |
echo %username% | 現在ログインしているユーザー名 |
echo %date% | 今日の日付 |
echo %time% | 現在の時刻 |
echo %path% | コンピューターがプログラムを探しに行く場所のリスト |
これは、自動化プログラム(バッチファイル)を作る際、「ファイル名に今日の日付を入れたい」といった場面で必ず使います。
自動で動くプログラムの結果を記録するために echo を使います。
例:バックアップ処理の記録
echo -------------------------------- >> log.txt
echo バックアップ開始: %date% %time% >> log.txt
(バックアップ処理...)
echo バックアップ終了: %date% %time% >> log.txt
log.txt を見るだけで、「何時に始まって何時に終わったか」がひと目でわかるわけです。
空行を入れる
画面やファイルに「空白の行」を入れたい時、単に echo と打つと「ECHO は <ON> です」という設定情報が出てしまい、空行になりません。空行を入れたい時は、ドットを付けます。
echo.
何も表示せず、改行だけします。
type
アプリケーションを起動することなく、一瞬でファイルの中身を画面に「映し出す」ことができます。「指定したテキストファイルの中身を、そのままコマンドプロンプトの画面に表示する」コマンドです。特に、「中身が数行しかない設定ファイル」や「先ほど echo で作ったログ」を確認する。
memo.txt を見てみましょう。
type memo.txt
画面に、ファイルに書き込んだ文字が表示されます。
ファイルの「結合(合体)」
type には、単に表示するだけでなく、「複数のファイルを糊付けして一つにする」という能力があります。
例えば、part1.txt(前半の文章)と part2.txt(後半の文章)があるとします。
type part1.txt part2.txt > complete.txt
type が part1 と part2 の中身を順番に読み上げます。
>(リダイレクト)が、その読み上げた内容をキャッチします。
complete.txt という新しいファイルに、2つが繋がった状態で保存されます。
「パイプ |」と「more」
type を使っていると、ファイルの中身が長すぎて(数千行など)、画面が猛スピードで流れていってしまうことがあります。そこで、「パイプ |」という記号と、more というコマンドを組み合わせます。
type huge_log.txt | more
| (パイプ): type の結果を、次のコマンドに「バトンタッチ」する記号です。
more:「長い文章を、1ページずつ区切って表示する」コマンドです。
これを実行すると、画面がいっぱいになったところで表示が一時停止し、スペースキーを押すたびに次のページが表示されるようになります。この | more は、dir や ipconfig /all など、出力が長いコマンドなら何にでも使える万能テクニックです。
やってはいけないこと
type はあくまで「テキストファイル(人間が読める文字)」専用です。画像ファイル(.jpg)や、プログラム本体(.exe)に対して type を実行してはいけません。もし実行すると、画面に解読不能な記号(文字化け)が凄まじい勢いで流れ続け、場合によっては「ピッ!ピピピッ!」とビープ音が鳴り響きます。これは、画像データなどのバイナリコードを無理やり文字として表示しようとして起きる現象です。もしやってしまったら慌てずに [Ctrl] + [C] を押して強制停止し、cls で画面を掃除してください。
del
del(デル) コマンドです。コマンドプロンプトで消したファイルは、「ゴミ箱」には入らず、即座に完全に消滅します。Delete(デリート) の略です。ファイルを削除するためのコマンドです。ちなみに erase(イレース) と打っても全く同じ動作をしますが、現代では短くて打ちやすい del が主流です。コマンドプロンプトの del は「シュレッダー」です。実行した瞬間にデータは電子の藻屑となり、復元ソフトを使わない限り二度と戻ってきません。
del [ファイル名]
例 del memo.txt
これを実行すると、何も言わずに静かにファイルが消えます。dir コマンドで確認すると、リストから消えているはずです。
「ワイルドカード」での一括削除
del の威力が発揮される(そして恐ろしい)のは、*(ワイルドカード)を使った時です。
del *.txt
今いるフォルダの「テキストファイル」を全て削除する。
del a*.*
「a」から始まるファイルを全て削除する。
del *.*
このフォルダにあるファイルを根こそぎ全て削除する。
※これだけは危険すぎるため、Windowsが「本当にいいですか?」と聞いてきます。
事故を防ぐ
大事なデータを誤って消さないための2つの習慣があります。
①まずは dir で予行演習(Dry Run)
いきなり del *.txt を打つのはギャンブルです。削除コマンドを打つ前に、必ず同じ条件で dir を打ちます。
dir *.txt と打ち、表示されたリストを見て、「ああ、消えるのはこの3つだな。大事なファイルは混ざっていないな」と確認する。それから del *.txt を打つ。
②確認オプション /p を使う
慎重にいきたい時は、後ろに /p (Prompt) を付けます。
del *.txt /p
ファイルを1つ消すたびに、「削除しますか (Y/N)?」と聞いてくるようになります。面倒ですが、確実です。/f
時々、「アクセスが拒否されました」や「読み取り専用ファイルです」と言われて消せないファイルがあります。そんな時は、Force(強制) を意味する /f オプションを使います。
del /f memo.txt
「強制的に消せ」という命令です。del と rmdir
del: 「ファイル(紙)」を捨てるコマンド。
rmdir: 「ディレクトリ(箱)」を捨てるコマンド。
基本的に、del でフォルダを消すことはできませんし、rmdir でファイルを消すこともできません。(※ただし、del [フォルダ名] と打つと、Windowsは「そのフォルダの中にあるファイルを全部消したいんだね?」と解釈して、中身を空にしてくれます)
rmdir
rmdir(リムーブ・ディレクトリ) は、作ったフォルダを削除するコマンドです。ただし、Windowsのコマンドプロンプトには、初心者がデータをうっかり消してしまわないための強力な「安全装置」がかけられています。Remove Directory(ディレクトリを削除する) の略です。 mkdir と同様に短縮形の rd を使うことが多いです。機能は全く同じです。
rmdir [フォルダ名]
rd [フォルダ名]
消せない壁
実験で作った空っぽのフォルダなら、rmdir test と打てば一瞬で消えます。しかし、その中にファイルや別のフォルダが入っている場合、こう言われて拒否されます。
The directory is not empty.
(ディレクトリが空ではありません。)
これが「安全装置」です。GUI(マウス操作)なら「中身ごと削除しますか?」と聞いてくれますが、コマンドプロンプトの基本ルールは「中身が入っているタンスは捨てられない」のです。基本的には、「中に入って、ファイルを全部消して、空にしてから、外に出て箱を捨てる」という手順が必要です。/s
そこで登場するのが、中身ごと丸ごと消し去るオプションスイッチ /s です。
rmdir /s [フォルダ名]
指定したディレクトリと、その中の全てのサブディレクトリ・ファイル(/s)を削除する。これを実行すると、念のため最後の確認が入ります。
[フォルダ名], Are you sure (Y/N)?
ここで y (Yes)を押してEnterを押すと、中身ごと綺麗さっぱり消滅します。/q
バッチファイル(自動化プログラム)を書く時など、いちいち「Yes/No」と聞かれると処理が止まって困る場合があります。そこで、/q(Quiet = 静かに) を組み合わせます。
rmdir /s /q [フォルダ名]
「本当にいいの?」という確認メッセージすら出さずに、一瞬で中身ごとフォルダを抹消します。これは非常に危険なコマンドです。もしフォルダ名を間違えて大事なフォルダを指定してしまったら、ゴミ箱にも入らず、一瞬で取り返しがつかなくなります。 指差し確認をしてからエンターキーを押すレベルです。
消せないもう一つの理由
「中身は空なのに消せない!」というトラブルがよくあります。
The process cannot access the file because it is being used by another process.
(プロセスが使用中のため…)
これは、「あなた(コマンドプロンプト)が今、そのフォルダの中にいるから」である場合が多いです。自分が入っている箱を、外から捨てることはできません。必ず cd .. で一つ上の階層に戻って(箱の外に出て)から、rmdir を実行してください。
ipconfig
読み方:アイピーコンフィグ > IP Configuration(アイピー・コンフィグレーション) の略です。
コンピュータへ命令:自分の「住所(IPアドレス)」を教えて
用途:ネットが繋がらない時、自分の設定を確認する。
Windowsのコンピューターが持っている「ネットワーク設定(IPアドレスなど)」を表示するコマンドです。「聴診器」のような存在です。「ネットが繋がらない」「Wi-Fiの調子が悪い」と言われたら、まず最初にこのコマンドを打ちます。あなたのPCがネットワークの世界で「私は誰で、どこにいるのか」を確認するための、非常に重要なコマンドです。コマンドプロンプトに ipconfig と打つと、いくつかの数字の羅列が出てきます。
「3つの数字」の意味
| 項目名 | 読み方 | 意味 | 住所の例え |
| IPv4 アドレス | アイピーブイフォー | あなたのPCの住所(背番号)。 | 「〇〇マンション 101号室」 |
| サブネットマスク | – | ネットワークの範囲(大きさ)を示す数字。 | 「このマンションの部屋数はここまで」という区切り。 |
| デフォルトゲートウェイ | – | 外(インターネット)へ出るための出口。つまり「ルーター」のこと。 | マンションの「玄関」や「管理人室」。 |
もしインターネットが繋がらない時、ipconfigを打って「デフォルトゲートウェイ」が空欄になっていたら、「PCとルーターの間が切れている(Wi-Fiが届いていない等)」と即座に判断できます。
/all
単なる ipconfig よりも、ipconfig /all をよく使います。これを打つと、PCのネットワーク機能の「全て」が丸裸になります。ここで見るべき最重要項目は、物理アドレス(MACアドレス)でパソコン(のLANカード)が出荷された時に焼き付けられた、世界でただ一つの製造番号です。 IPアドレスが「引っ越せば変わる住所」なら、MACアドレスは「一生変わらない指紋」です。Wi-Fiのセキュリティ設定で「特定の端末しか繋がせない」ようにする時などに使います。
release / renew
ipconfig はただ見るだけではありません。ネットの不調を直す機能も持っています。Wi-Fiが「繋がっているのにネットが見れない」時、以下の手順を行うと直ることがよくあります。
①ipconfig /release (リリース)
意味:今持っているIPアドレスを「手放す」。
状態:一時的にネットが完全に切れます。
②ipconfig /renew (リニュー)
意味:ルーターに対して「新しいIPアドレスを再発行してください」と頼む。
結果:設定がリフレッシュされ、通信が回復することがあります。
ホテルの部屋(IP)のカードキーが反応しない時、フロント(ルーター)に行って「キーを返します(release)」「新しいキーを再発行してください(renew)」とやるイメージ。
/flushdns
「特定のサイトだけ繋がらない」「古いページが表示され続ける」という時は、コンピューターが古い記憶(キャッシュ)を持っているのが原因かもしれません。このコマンドで頭をスッキリさせてあげると直ります。
ipconfig /flushdns
読み方: フラッシュ・ディーエヌエス
コンピューターが覚えている「DNSキャッシュ(サイトの場所のメモ)」を水に流して(Flush)削除する。
プライベートIPとグローバルIP
ipconfig で表示される IPv4アドレス(例:192.168.1.10 など)は、あくまで「家の中(社内)だけで通じる内線番号(プライベートIP)」です。世界中のサーバーから見た「あなた」の住所(グローバルIP)とは異なります。
グローバルIP: 外の世界とのやり取りに使われる(ルーターが代表して持っている)。
プライベートIP: ipconfigで表示されるもの。家の中でスマホやPCを区別するためのもの。
ping
読み方:ピン / ピング
コンピュータへ命令:相手に声をかける
用途:ping google.com のように使い、相手と通信できているか確認します。
名前の由来は、潜水艦が敵を探る時に使うソナー音(ピン…ピン…)から来ています。まさにインターネットの海で相手を探るための機能です。
Ping = Packet Internet Groper(インターネット・パケット探知機)仕組みは「やまびこ(エコー)」と同じです。
あなたが相手(例:Google)にボール(データ)を投げる>相手がそれを受け取り、すぐに投げ返す>ボールが手元に帰ってきたら「通信成功」です。これによって、以下の3つの重要な事実がわかります。
到達性: 相手が生きていて、道が繋がっているか?
速度(Latency): 往復にどれくらい時間がかかったか?
安定性: 投げたボールが途中で落ちなかったか(パケットロス)?
基本的な使い方と結果の見方
コマンドプロンプトで以下のように打ちます。
ping google.com(または ping 8.8.8.8 ※Googleの有名なサーバー)
すると、結果が4回ほど返ってきます。
成功した時の画面例
Reply from 142.250.xxx.xxx: bytes=32 time=14ms TTL=116
| 項目 | 意味 | プロの判断基準 |
| bytes=32 | 投げたボールの大きさ。 | 通常は32バイト。気にしなくてOKです。 |
| time=14ms | 最重要項目。 往復にかかった時間(ミリ秒)。 | 数字が小さいほど速い。光回線なら10ms〜20ms、遅いと100msを超えます。オンラインゲームではここが命です。 |
| TTL=116 | Time To Live(生存時間)。 | データが無限に彷徨わないための寿命。OSの判別に使うこともありますが、初心者はスルーでOK。 |
失敗した時のメッセージ
Request timed out(要求がタイムアウトしました)
意味:「ボールを投げたけど、時間内に帰ってこなかった」。
原因:相手がダウンしている、ケーブルが抜けている、Wi-Fiが遠い、など。
Destination host unreachable(宛先ホストに到達できません)
意味:「そもそも相手の場所へ行く道がわからない」。
原因:自分の設定ミスや、ルーターの不具合の可能性大。
無限Ping: ping -t [宛先]
コマンド例: ping google.com -t
効果: 止めるまで永遠にPingを送り続けます。
使い所:
Wi-Fiの電波が悪い部屋で、PCを持って歩き回りながら「どこで数字(time)が悪くなるか」を探す時。抜けたLANケーブルを挿し直して、「いつ繋がったか」をリアルタイムで確認する時。
止め方:無限Pingは放っておくと終わりません。止めるには、キーボードの [Ctrl] キーを押しながら [C] を押します(強制停止のショートカット)。
「Pingが返ってこない=相手が壊れている」とは限りません。最近のサーバーやWindowsは、セキュリティのために「Ping(ICMPパケット)を無視する」設定になっていることがよくあります。「知らない人からの挨拶(Ping)には答えない」という防犯対策です。ですので、Pingが通らないからといって、必ずしもインターネットが壊れているわけではない点に注意が必要です。
tracert
tracert(トレースルート) は、「そこへ行くまでに、どんな道を通っているか?」という「線」を確認するコマンドです。インターネットの世界における「路線図」や「追跡調査」のようなものです。ネットワークの遅さや不具合の原因が、自分の家にあるのか、プロバイダにあるのか、それとも相手のサーバーにあるのかを突き止める探偵ツールです。
Trace Route(ルートを追跡する) の略です。Windowsでは8文字制限の名残で tracert と書きますが、LinuxやMacでは traceroute と呼ばれます。
インターネットは、PCからサーバーまで一本の長いケーブルで繋がっているわけではありません。無数の「ルーター」という中継地点を、バケツリレーのようにデータがジャンプしていきます。この1回のジャンプを 「ホップ (Hop)」 と呼びます。tracert は、ゴールに着くまでに経由したすべての「中継地点(ルーター)」の名前と、そこまでの時間を表示してくれます。
tracert google.com
これを打つと、以下のようなリストがズラズラと表示されます。
1 <1 ms <1 ms <1 ms 192.168.1.1 (あなたの家のルーター)
2 10 ms 11 ms 9 ms xxx.provider.net (プロバイダの基地局)
...
12 15 ms 14 ms 15 ms google.com (ゴール)
左端の数字(ホップ数):「何番目の経由地か」です。通常、1番目はあなたの家のルーター、2番目以降はプロバイダの設備です。日本国内なら10〜15ホップくらいで着くことが多いです。
真ん中の時間(ms): そこへ行くのにかかった時間です。急激に数字が増えた場所が、渋滞している「犯人(ボトルネック)」です。
例:5番目まで「10ms」だったのに、6番目でいきなり「200ms」になったら、その6番目のルーターがトラブルを起こしています。
右側のIPアドレス/名前:そのルーターの所有者です。「kddi」や「ntt」などの文字が見えれば、どの回線網を通っているかが分かります。
トラブルシューティングの実践例
「ネットが遅い!」という時、tracert を使うと責任の所在がわかります。
パターンA:1行目〜2行目でタイムアウトしたり、時間が遅い。
原因: あなたの家のWi-Fiルーターや、モデムの不調です。再起動しましょう。
パターンB:途中の行(プロバイダ付近)で遅くなる。
原因: ネット回線自体が混雑しています(夜間によくある「輻輳(ふくそう)」)。
パターンC:最後の最後で反応がない。
原因: 相手のゲームサーバーやウェブサイトがダウンしています。
アスタリスク *
実行中に、数字ではなく * が表示されることがあります。
6 * * * Request timed out.
これは「無視された」という意味です。
途中で出る * :その中継ルーターが「セキュリティのため、TraceRouteの調査には返答しない」という設定にしているだけです。前後は繋がっていれば、通過はできているので問題ありません。 最後まですべて * :これは「道が途切れている」か「相手がファイアウォールで完全に拒否している」状態です。
仕組み
「時限爆弾」のような仕組みを使っています。データには TTL (Time To Live = 生存時間) という「寿命」が設定されています。ルーターを1つ通るたびに寿命が1減ります。寿命が0になると、そのルーターは「死にました!」というエラー報告(ICMP Time Exceeded)を返します。
寿命「1」のデータを投げる → 1つ目のルーターで死ぬ → 1つ目の場所が判明!
寿命「2」のデータを投げる → 2つ目のルーターで死ぬ → 2つ目の場所が判明!
これをゴールに着くまで繰り返しているのです。
cls
読み方:シーエルエス Clear Screen(クリア・スクリーン) の略です。
コンピュータへ命令:Clear Screen(画面を掃除)
用途:画面が文字でいっぱいになった時、綺麗にします。黒板消し(イレーザー)を想像してください。計算式でいっぱいになった黒板を、一瞬で真っさらにして、チョークを左上に構える。
コマンドプロンプトに文字が溢れかえっている状態で cls と打ち、Enterを押します>画面上の文字がすべて消えます>プロンプト(C:\Users\Name> という入力待機表示)が、画面の一番左上に戻ります。
なぜこれを使うのか?
情報のノイズ除去(Focus)dir や ping を繰り返していると、画面がごちゃごちゃしてきます。「さっきのエラーはどれだっけ?」と見間違えないよう、新しい作業をする前には必ず画面をクリアします。「よし、ここから新しい作業だ」という気分の切り替えスイッチでもあります。
スクリーンショットやデモのため(Presentation)誰かに画面を見せて説明する時や、手順書用の画像を撮る時、cls で必要な情報だけを表示させます。
セキュリティ(Privacy)うっかり画面にパスワードや、見られたくないIPアドレスを表示させてしまった時、後ろを通りかかった人に見られないよう、瞬時に cls で証拠隠滅します。
消えないもの
cls はあくまで「画面の表示」を消すだけです。以下のものは消えません。
・コマンドの履歴:cls をした直後でも、キーボードの [↑](上矢印キー) を押せば、過去に打ったコマンドは呼び出せます。
・実行中のプログラム:裏で動いているプログラムや、変数の設定などはそのまま維持されます。
・コンピューターの状態:ディレクトリの場所(cdで移動した先)は変わりません。ただ画面が白紙になるだけです。
LinuxやMacでは?
Windows(DOS)では cls ですが、LinuxやMac(UNIX系)では clear というコマンドを使います。「Windowsでうっかり clear と打ってエラーが出る」※ただし、最新のPowerShellではclear でも動くようになっています。
最近の「Windows Terminal」や「VS Code」などのモダンな開発環境では、cls と打たなくても、[Ctrl]キー + [L]キーを押すだけで画面がクリアされる機能が備わっています。
help と /?
インターネットがなくても、コマンドプロンプト自身が「私の使い方はこうですよ」と教えてくれる機能。知りたいコマンドの後ろに、/? を付けて実行するだけです。
[コマンド名] /?
例: dir /?
これを打つと、画面に「そのコマンドの取扱説明書(マニュアル)」が表示されます。どんなオプションがあるか?(/w や /p など)、どんな機能か?、これらが全て書かれています。help
① そのまま打つ場合
help
Windowsで使用できる標準的なコマンドの一覧リストが表示されます。「ファイルをコピーしたいけど、コマンド名が思い出せない…」という時に、このリストを眺めて探すことができます。
② コマンド名を続ける場合
help dir
dir /? と同じ結果(詳細マニュアル)が表示されます。
マニュアルの読み方
ヘルプを表示すると、[ ] や | といった記号、これには世界共通のルールがあります。
例: COMMAND [/A] [/B] filename
| 記号 | 意味 | 解説 |
[ ] (カギカッコ) | 省略可能 | 「書いてもいいし、書かなくても動くよ」という意味。上の例だと /A は必須ではありません。 |
filename (カッコなし) | 必須 | カッコで囲まれていない部分は、必ず入力しないとエラーになります。 |
| **` | ` (縦線)** | または (OR) |
長い説明を読む
ヘルプ画面は説明文が長いことが多く、help を打つと一瞬で画面が流れていってしまいます。ここで、「パイプ」と「more」です。
help | more
xcopy /? | more
これで、マニュアルを1ページずつゆっくり読むことができます。
機能
画面録画
Xbox Game Bar
録画を開始するには、Windowsキー + Gキーを押し、表示される画面で録画ボタンをクリックします。録画を停止するには、停止ボタンをクリックするか、Windowsキー + Alt + Rキーを押します。
注意点としてデスクトップ全体やエクスプローラーは録画できません。
手順
1. 録画したい画面を準備:
録画したいアプリやウィンドウを前面に表示させます.
2. Xbox Game Barを起動:
Windowsキー + Gキーを同時に押して、ゲームバーを起動します.
3. 録画を開始:
ゲームバーのキャプチャウィンドウにある録画ボタン(●)をクリックして録画を開始します.
4. 録画を停止:
録画を停止するには、録画中の画面に表示される停止ボタン(■)をクリックするか、Windowsキー + Alt + Rキーを再度押します.
5. 録画ファイルの確認:
録画した動画は、通常、ビデオフォルダ内の「キャプチャ」フォルダに保存されます。
Snipping Tool
Snipping Tool (スニッピング ツール)は、Windows に標準で搭載されている画面キャプチャ(スクリーンショット)ツールです。画面全体ではなく、指定した一部を画像として手軽に切り取って(スニッピングして)保存したり、注釈を付けたりすることができます。
注意点としてこの機能はシステム音声やマイク音声を同時に録音できません。
主な機能
多様なキャプチャ モード:
自由形式の領域: 不規則な形で領域を切り取ります。
四角形の領域: 長方形や正方形で領域を切り取ります。これが最もよく使われるモードです。
ウィンドウの領域: 開いているウィンドウ全体(またはダイアログ ボックス)をキャプチャします。
全画面領域: 画面全体をキャプチャします(Print Screen キーを押すのと同じです)。
注釈付け:切り取った画像にペンや蛍光ペンで印やメモを書き込むことができます。
遅延キャプチャ:3秒 または 5秒 の遅延を設定してキャプチャを開始できます。これにより、マウスを右クリックして表示させるメニューなど、一時的に表示される要素をキャプチャしやすくなります。
クリップボードへのコピーと保存:キャプチャした画像は自動的にクリップボードにコピーされるため、すぐに Word、Excel、Outlook などの他のアプリに貼り付けることができます。また、PNG、JPEG、または GIF 形式でファイルとして保存できます。
起動はキーボード ショートカットを推奨
キャプチャしたい画面を表示>Windowsキー + Shift+S を同時に押し>画面が暗くなり、上部にキャプチャ モードを選択するツールバーが表示されます。
アプリから起動する方法
Windows の検索バーに「Snipping Tool」または「切り取り & スケッチ」と入力してアプリを起動>アプリのウィンドウで「新規」をクリック
編集と保存
領域を指定し終わると、画面右下にキャプチャされた画像を含む通知が表示されます。これをクリックすると、「切り取り & スケッチ」の編集画面が開きます。
注釈付け:上部のツールバーからボールペン、鉛筆、蛍光ペンなどを選択し、画像に書き込みます。
保存:右上のフロッピーディスクのアイコン(名前を付けて保存)をクリックし、ファイル名と保存場所を指定して保存します。
共有・コピー:隣にあるクリップボードのアイコン(コピー)をクリックすれば、再度クリップボードにコピーされ、すぐにメールやドキュメントに貼り付けられます。
トラブルシューティング
音が出なくなる
設定上の問題
まずは、基本的な設定や状態を確認しましょう。
ミュート(消音)設定の確認:
・タスクバーの右下にあるスピーカーアイコン🔈を確認してください。アイコンに(バツ)マークや禁止マークが出ていたり、音量スライダーが一番下に下がっていたりしないか確認します。
・特定のアプリケーション(ブラウザ、動画プレーヤーなど)だけ音が出ない場合は、音量ミキサーを開き、そのアプリケーションの音量がミュートになっていないか、または小さすぎないかを確認します。
確認方法: スピーカーアイコンを右クリックし、「音量ミキサーを開く」を選択します。
出力デバイスの選択:ヘッドホン🎧や外付けスピーカーを接続している場合、Windowsが正しいデバイスを出力先として認識しているか確認します。
確認方法: スピーカーアイコンをクリックすると表示される音量スライダーの上部または下部にあるデバイス名をクリックし、現在使用したいデバイスが選択されているか確認します
ケーブル・機器の接続不良
外付けのスピーカーやヘッドホンを使用している場合は、以下の点を確認してください。
接続端子の確認: ケーブルがPCの正しい端子(通常はヘッドホン/スピーカーマークのある緑色のポート)にしっかり奥まで差し込まれているか確認します。
ケーブルの断線/故障: 別のスピーカーやヘッドホンを接続してみて、そちらからは音が出るか試します。もし出るようであれば、元の機器やケーブルの故障の可能性があります。
機器の電源・音量: 外付けスピーカー自体に電源や音量調節ツマミがある場合は、それがオンになっているか、音量が絞られていないか確認します。
Bluetoothデバイス: 無線(Bluetooth)で接続している場合は、ペアリングが正しく行われているか、デバイスのバッテリーが十分かを確認します。
ドライバーやシステムの問題
上記で改善しない場合は、Windowsのシステムやオーディオドライバーに問題がある可能性があります。
PCの再起動: 一時的なシステムのエラーである可能性もあるため、まずはPCを再起動してみてください。
トラブルシューティングツールの実行:タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックし、「サウンドの問題のトラブルシューティング」を選択します。Windowsが自動的に問題を検出・修復を試みてくれます。
オーディオドライバーの更新・再インストール:ドライバーが破損している、または古い場合に音が出なくなることがあります。
手順:
①スタートボタン⊞を右クリックし、「デバイス マネージャー」を開きます。
②「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」の項目を展開します。
③使用しているオーディオデバイス名(例: Realtek Audioなど)を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。(この際、「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」にはチェックを入れずにアンインストールします)
④PCを再起動すると、Windowsが自動的にドライバーを再インストールします。
ハードウェアの故障
上記すべてを試しても解決しない場合、PC本体の内蔵スピーカー、またはサウンドカード(オーディオチップ)といったハードウェア自体の故障の可能性も考えられます。この場合は、メーカーや専門の修理業者に相談する必要があります。