回路と計算
2024.07.19
回路
ここで出てくる基本ゲートは4つあり,この組み合わせにより 半加算回路と全加算回路ができます。
1,ANDゲート
電気が流れていない状態=0、電気が流れていない状態=1、と考えます。
スイッチが2つ(スイッチA・スイッチB)あるとして、スイッチA・スイッチB(以後A・B)をインプットと考え、結果をアウトプットと考えます。
A:1 B:1 =1
A:1 B:0 =0
A:0 B:1 =0
A:0 B:0 =0
2,NOTゲート
インプットの反対がアウトプットになる
A:1 B:1 =0
A:1 B:0 =1
A:0 B:1 =1
A:0 B:0 =1
3,ORゲート
インプットが1つ以上
A:1 B:1 =1
A:1 B:0 =1
A:0 B:1 =1
A:0 B:0 =0
4,XOR
インプットの片方が1の時のみ
インプットが両方だと0
A:1 B:1 =0
A:1 B:0 =1
A:0 B:1 =1
A:0 B:0 =0
半加算回路(HalfAdder)=HA
1桁どうしの足し算(2進数)
C=繰り上り S=1桁目の結果
0+0=00
0+1=01
1+0=01
1+1=10
A,BとCの関係はANDゲートと同じ
A,BとSの関係はXORゲートと同じ
半加算回路(HalfAdde)=HA
HAでは2桁以上は繰り上りがある為3つの数の足し算になるので、回路の拡張を行う。
2桁目からの計算は全加算回路を使う
例:3+3(10進数)
全加算回路(FullAdder)=FA
2桁どうしの足し算(2進数)C=繰り上り S=1桁目の結果
0+0+0=00
1+0+0=01
1+1+0=10
1+1+1=11
計算
2桁の計算
例:3+2=5(10進数)⇨11+10=101(2進数)
FAの個数を増やすと多くの桁の足し算が可能になる
例:4桁の足し算
12+13(10進数)⇨1100+1101(2進数)
=25 =11001