回路と計算

回路

ここで出てくる基本ゲートは4つあり,この組み合わせにより 半加算回路と全加算回路ができます。

1,ANDゲート

電気が流れていない状態=0、電気が流れていない状態=1、と考えます。
スイッチが2つ(スイッチA・スイッチB)あるとして、スイッチA・スイッチB(以後A・B)をインプットと考え、結果をアウトプットと考えます。
A:1 B:1 =1
A:1 B:0 =0
A:0 B:1 =0
A:0 B:0 =0

2,NOTゲート

インプットの反対がアウトプットになる
A:1 B:1 =0
A:1 B:0 =1
A:0 B:1 =1
A:0 B:0 =1

3,ORゲート

インプットが1つ以上
A:1 B:1 =1
A:1 B:0 =1
A:0 B:1 =1
A:0 B:0 =0

4,XOR

インプットの片方が1の時のみ
 インプットが両方だと0
A:1 B:1 =0
A:1 B:0 =1
A:0 B:1 =1
A:0 B:0 =0

半加算回路(HalfAdder)=HA

1桁どうしの足し算(2進数)
C=繰り上り  S=1桁目の結果
0+0=00
0+1=01
1+0=01
1+1=10
A,BとCの関係はANDゲートと同じ
A,BとSの関係はXORゲートと同じ
半加算回路(HalfAdde)=HA

HAでは2桁以上は繰り上りがある為3つの数の足し算になるので、回路の拡張を行う。
2桁目からの計算は全加算回路を使う
例:3+3(10進数)

全加算回路(FullAdder)=FA

2桁どうしの足し算(2進数)C=繰り上り  S=1桁目の結果
0+0+0=00
1+0+0=01
1+1+0=10
1+1+1=11

計算

2桁の計算
例:3+2=5(10進数)⇨11+10=101(2進数) 

FAの個数を増やすと多くの桁の足し算が可能になる
例:4桁の足し算
12+13(10進数)⇨1100+1101(2進数)
=25       =11001

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